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いつも買取のご依頼ありがとうございます。専門書買取エキスパートです。
先日、土木工事関連の専門書を買取させていただきました。
あって当たり前のように感じる交通インフラの整備、土木関連の仕事は現場の作業も管理する側もハードだと聞きます。
北海道ではそろそろ雪解けの時期も近づき、雪が解けた後にはボコボコの道路が出てきますね。
放置するとひび割れがやがて穴となって大変危険です。車のパンクなども増えるので、土木業者の方々の補修工事に期待しましょう。
日本の道路で使われている道路舗装は何種類くらいあるかご存知ですか?
ざっと調べただけでも10種類程の舗装の種類が存在しますが、車が走る道路の舗装となるとメジャーなものは3種類程度になります。
①アスファルト舗装・・・一番メジャーな舗装。コストが安く、工事期間も短くて済む。耐久性は低く頻繁な補修が必要。
②コンクリート舗装・・・耐久性に優れ、車両の燃費向上にも一役買う。主に大国道や大型車両の交通量が多い所で使用される。コンクリートが固まるまで使用できない為、工事期間が長くなる。
③排水性舗装・・・主に大国道で使われ、ゲリラ豪雨などでも道路が冠水しないように工夫された舗装。道路下部に排水管を設置しなければいけない為、コストが非常に高い。
本州に住んでいた時にどの種類の道路も一通り走りましたが、排水性舗装は雨の日は効果抜群でしたね。
感動しました。コンクリート舗装も若干走行音が気になりますが滑らかな走り心地です。
個人的には自治体がお金を持っているのなら排水性舗装をどんどん増やすと快適になるなと思っているのですが、現状ではなかなか難しそうです。
特に北海道の場合は財政的な問題ももちろんありますが、それ以上に年間の寒暖差に問題があります。
北海道は冬の期間には土が凍り地面が膨張したり隆起したりします。これが非常に厄介で、実はどの道路も一冬越すとボロボロになります。
特に私の一押しである耐水性舗装は、表面がチョコフレークをぎっしり固めたような目の粗い舗装ですので、下からの膨張隆起だけでなく目に入った水が毎日凍って融けてを繰り返し、春には表面がボロボロと崩れるような感じになってしまいます。
コンクリート舗装ではコンクリートの厚みを増やせば若干被害を軽減できるようですが、そうすると工事の費用も期間も余計にかかることになり、毎年の補修が追い付かなくなります。
こうなってしまうともう消去法的にアスファルト舗装しかなくなってしまうんですね。
北海道開発局によると、実はアスファルト舗装自体が北国での使用を想定した技術だったようで日本で最初にアスファルト舗装を行ったのは皆さんもご存じの国道36号線千歳近郊エリアでした。ちょっとアスファルトに愛着がわいてきましたね(笑)
コンクリート舗装では先日早く固まるコンクリートが開発されたとのニュースもあり、本州などではこれから導入が増えていきそうとのことでした。
北海道では当面はアスファルト舗装ということになりそうですね。
技術の進歩でもっと快適な道路素材が生まれるかもしれません。寒暖に強い壊れない素材に期待しましょう。