3月7日に公立高校の入試が行われました。

数学の問題は毎年チェックしているのですが、難易度は例年並みといったところでしょうか。

北海道の高校入試事情

北海道の高校入試問題は全国的にみると易しい問題が多いことが特徴です。

全国学力テストの結果からでも全国47都道府県で下から10番以内が定位置の北海道ですので、あまり問題を難しくし過ぎても生徒の学力が計れないという課題がありました。

しかし今までの入試問題では成績上位高校で差がつきにくくなり、ミスした子供から脱落していくようなシステムとなっていました。こちらもやはり真の学力が計れるとは言い難いですよね。

そこで2009年から高校ごとに導入を決めたのが学校裁量問題です。高校の判断で英数国の3教科に限って大問の一つを難易度の高い問題に差替えることができるようになりました。

これにより生徒の得点分布にバラつきが出ることになりました。また問題も生徒の思考を見る問題が増え、段階的に得点を与える問題も増えてきています。

数学に関していえば・・・

数学ではここ10年ほどで図形問題の比率が増え平面図形だけでなく立体図形の取扱いも増えました。

それにより若干難易度は上昇しています。

10年以上前では平面図形の大問が一つあって中に証明問題の小問があってというパターンでしたが、近年では大問1⃣の中の小問にも図形問題が取り入れられていますね。

全国的に見た数学の難易度はそれでもまだ易しい部類です。裁量問題くらいの難易度がズラーっと並ぶのが全国の標準的な難易度でしょう。

少子化とともに学校の統合やクラス減

少子化が問題視されてもうかなり立ちますが、受け入れる学校側も対策として学校を統合したりクラスを減らしたりしてきました。

また学区の統合で好きな高校を選択しやすくなったため人気の学校と不人気の学校の倍率格差が出るようになってきています。

15年ほど前までは全体倍率が1.05倍、一番倍率の高かった高校が1.3倍ほどでした。

今年は全体倍率が1.1倍、一番倍率の高い学校で倍率が1.6倍となっていて人気の高校を受ける子供たちには相当なプレッシャーになっていたと思われます。

1.6倍というと大学受験並みの水準になっていますので、高校入試でメンタル面を鍛えて、3年後の大学入試への弾みとしてほしいところですね。

大人になってからも入試問題を眺めていると時代の流れを感じることができます。

受験生の親御さんは過去問をお子さんと一緒にやってみるのもいいコミュニケーションになると思いますよ。
3月17日が合格発表です。受験生に幸あれ。