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先日、日本三大に関する事典を買取させていただきました。日本三大○○の話は地元ネタはもちろん、地方出身者同士のお国自慢のときなどにはいいネタになりますよね。
あらゆるジャンルのトップ3を挙げたものですから非常に種類は豊富です。

北海道や札幌が入る三大○○

まず浮かぶものといえば何でしょうか?函館山の夜景は有名どころですよね
 日本三大夜景:函館山・神戸市摩耶山掬星台・長崎市稲佐山

他にも
 日本三大河川(長さ):信濃川・利根川・石狩川

面白い所では
 日本三大がっかり名所:①高知市のはりまや橋
              (橋が短く交通量が多い為人によっては過ぎてから気づくこともあるそうです。)  
            ②札幌市の時計台
              (北海道の大自然の中にあるかのような外観ですがオフィス街にあるのが残念です。)
            ③長崎市のオランダ坂
              (坂の上にも下にも江戸時代の名残を感じさせるものが無く坂があるのみです。)

挙げれば本当にキリが無い位ですが、この日本三大は本にもあるのをご存知ですか?

日本三大奇書

「奇書」という字を見るとなんだか怪しげな雰囲気を持っていそうに見えますが、元は中国の言葉で「世に稀なほど卓越した書物」という意味だそうです。

それを清の時代の書店がキャッチフレーズで「四大奇書」という言葉を使い始めます。「四大奇書」は「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」の4つで日本でも有名な作品ばかりですね。

同じことを日本でもやってみようということで「日本三大奇書」が生まれました。簡単に一つずつご紹介します。

タイトル作者評判
「ドグラ・マグラ」夢野久作「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と言われる本です。三大奇書で読んだことがあるのはこの一作だけなのですが読み終わると頭がボーッとした感じになり夢か現か怪しくなるような感覚に捕らわれます。読みづらさはありますが内容は面白いですよ。
「黒死館殺人事件」小栗虫太郎探偵小説の様でいて探偵小説でない非常に難解な話です。私は一度手をつけて挫折しました。様々な学問からの引用や、暗号やアナグラム等の言葉遊び、1935年の作品ですので旧仮名遣いなども多く、読む時には最新版のチェックをしてから購入するのがいいと思います。
「虚無への供物」中井英夫主人公の氷沼家で起こる連続殺人事件。ミステリのように見えますが作者自身がアンチミステリといっています。私はまだ読んだことが無いのですが、1964年の作品ですので「黒死館殺人事件」よりは読みやすそうです。NHKのBSにて過去にドラマ化されているので、再放送があれば見てみたいですね。

日本三大奇書はどちらかというと読みづらさが話題になることが多いですが、内容は面白いと評判の物が多いです。
個人的な目標ですが2017年こそは三大奇書制覇といきたいところです。