
お電話でのお問い合わせ011-699-5990
以前、歴史人物事典買取でも書いたのですが、歴史好きにとって戦国時代というのは非常に興味深いですよね。
そして戦国時代と言えば数多くの武将や人物たちの存在でしょう。どの人物にも興味深い関係性やエピソードがあり、ドラマや漫画などの物語としても数多く描かれています。
そして、少し気になったのが、これだけの人物たちがピックアップされて史料に残っているにも関わらず、双子の人物が非常に少ないということです。意識してみると全くと言っていいぐらい存在していないんですよね。
これは現代の双子の確率や、活躍されている著名人やタレントさんを見るとかなり不思議だと思います。
調べてみたところ、双子が生まれる確率は1/100、約1%とのことです。
うーん、いままでの経験上、学校の30~40人クラスに1人はいないですね。3クラスに1人といった感覚かもしれないと考えると確かに1%ぐらいかもしれません。
1%というと、戦国時代などでももっと活躍している人物がいてもおかしくないんですけどね。双子というと目立ちますし、より史料にものこりやすいはずです。
実は、昔の風習では、双子というのは畜生腹(一度に複数の子供を産むのは動物と同じ)と言って忌み嫌われていました。特に男女の双子は、前世で心中した生まれ変わりと言われ、より避けられる傾向だったようです。
現代では全くそんなことはないのですけど、科学的ではない当時としてはしょうがないことだったのかもしれません。迷信で人を害することも限りなく多いぐらいですからね。
双子が生まれた場合、どちらかは隠す(捨てる、仏門に出す、死ぬまで幽閉)ということが一般的だったようです。もしくは殺害することまであったようですね。
これは日本だけではなく、諸外国でも同様の文化も多かったようですね。日本ではおそらく戦前ぐらいまでこの慣習が続いたようです。
もしかすると、未来から見ると、現代でも信じられない風習もあるのだと思います。科学的なものが正しいとは限りませんが、感覚的な理由で非人道的なことをするというのは今も昔もこれからもあってはならないことだと思います。
双子のタレントさんはたくさんいらっしゃいますが、偉人を調べると全くと言っていいほど出てきませんでした。
これは双子がタブーとされてきた歴史が近代になってから変わって来たということでしょう。
これからは双子の偉人がたくさん排出されるかもしれませんね。
古本買取についても少し。
双子関連本は高価買取品が非常に多いです。
双子の関連本というと、妊娠、出産、育児、成長、遺伝子といった辺りですね。
これらは需要があるのも限定的ですがどれも専門的な深い内容となっています。中古市場でも価値が高く、値下がりはしづらい傾向が非常に強く、ぜひお売りいただきたい本のジャンルです。
ご不要な古本などございましたら査定などさせていただきますのでぜひお声を掛けてください。